巨石積みは昔から城や家の基礎などにも用いられており、何百年たった今でも頑丈な姿をとどめているものを見受ける事ができます。また、近年のコンクリート擁壁やコンクリートブロック積みに比べ自然に調和し、独特の迫力と風情を感じる事が出来るすばらしい工法です。現在では石材(加工石ではなく自然石)を用意する事も難しく、新規での施工は大変珍しくなりました。 今回使用した自然石も 直径が50cm程度から大きいものは150cmを越える物までありました。この石にも”顔”と言われる面があるため、その顔を活かしながら自由自在に積み上げていきますが、積み方にも決まり事があるため素人ではそう簡単にできるものではありません。 今後何十年・何百年たっても、このような巨石積みなどは、情報化施工などという形にあてはめる事ができない分野で、今回の工事を通じ昔からの知識・技術・技能を技術者として伝承していかなければならないと感じました。 |
|
今回の施工では石と木の「調和と融合」もテーマの一つでした。 | |
|
|
〒693-0105
島根県出雲市宇那手町355
TEL 0853-48-0130
FAX 0853-48-0168